内視鏡検査について
当院では多数の内視鏡検査を、月曜~土曜日まで毎日行っております。
当日朝食を摂らずに来院していただければ、胃カメラは予約なしに行うことが可能です。結果も同日中にご説明いたします。(組織検査を行った場合は、後日その結果をご説明いたします。)
胃カメラ以外は予約が必要です。お問い合わせください。
※火曜日の内視鏡検査は当面の間お休みになります。
TEL:
0294-72-6161
内視鏡室
リカバリー室
上部消化管内視鏡(胃カメラ)[経口、経鼻]
内視鏡を口または鼻から入れて咽頭・食道・十二指腸の粘膜を観察する検査です。
同時に組織検査やピロリ菌のチェックを行うことも可能です。 ご希望に応じて経口、経鼻どちらの内視鏡も可能です。
経口の内視鏡はφ 8.9mm 、経鼻内視鏡はφ 5.4mm のものを使用しております。
当院では、最新の内視鏡システム(オリンパス社)を使用しております。また、内視鏡学会のガイドラインに準拠し、徹底した衛生管理と感染対策を行なっております。
ご希望に応じて鎮静剤(眠っている間に検査が終わります。)の使用もできます。
(その際は、検査後に眠くなってしまうことがありますので、お車での来院は控えてください。)
検査のあとはリカバリー室でお休みいただきます。
下部消化管内視鏡(大腸カメラ)
大腸内視鏡検査(大腸カメラ)とは、直径1cm程の内視鏡を肛門から挿入して肛門から全大腸を観察する検査です。また、同時に組織検査や、大腸ポリープの切除も行うことが出来ます。当院では検査後のお腹の張り等の不快感を軽減する目的で、検査中は空気による送気ではではなく炭酸ガスを使用しております。
大腸カメラでポリープが見つかった場合、一般的にはポリープ切除は日を改めて予約が必要なケースが多いですが(2回の検査が必要)、当院では一泊入院でその場で切除するこが可能です。
ご希望に応じて鎮静剤(眠っている間に検査が終わります。)の使用もできます。
(その際は、検査後に眠くなってしまうことがありますので、お車での来院は控えてください。)
検査のあとはリカバリー室でお休みいただきます。
内視鏡的逆行性胆管膵管造影 (ERCP)
内視鏡を十二指腸まで挿入し、十二指腸にある胆管や膵菅の出口へカテーテルを挿入し、ここから造影剤を入れて、胆管や膵菅の形を調べる検査です。この時に組織の一部を採取したりすることもできます。
また、様々な治療にも用いられます。総胆管にある結石を取り出したり、膵臓癌や胆管癌などにより胆管が狭くなっている場合に、胆管の閉塞部へステントを挿入したりすることもあります。
小腸内視鏡検査
近年まで小腸は観察(検査)が困難な臓器と考えられてきましたが、小腸内視鏡やカプセル内視鏡の登場により、現在では精密な診断もできるようになってきました。カプセル内視鏡との一番の違いは、組織を検査の為に採取したり、出血部の止血操作、ポリープの切除や何らかの理由により狭くなった部分の拡張術を行なったりすることができます。
また、術後の癒着などのために大腸内視鏡の挿入が困難な方に対しても行われることがあります。
小腸内視鏡は、長さ約2mの長いスコープとバルーンの付いたチューブを組み合わせたものです。内視鏡の外套(バルーンの付いたチューブ)のバルーンを膨らませたり、萎ませたりしながら小腸をたわませて進みます。小腸は個人差がありますが、5−7mの長さがあります。
小腸全体を観察するためには、口からの挿入観察と肛門からの2回の検査が必要です。
基本的には検査のために入院が必要となります。
小腸カプセル内視鏡
消化管出血が疑われるが、胃カメラや大腸カメラで異常が見当たらない場合や、他の検査で小腸の病気が強く疑われる場合などに行われます。
小腸カプセル内視鏡は薬のカプセルのような形で、大きさは26㎜×幅11㎜ほどです。
口から飲み込むだけで検査が出来ます。1秒間数枚の撮影を行い、画像を外にある記録装置に転送し記録します。
カプセルは最終的には肛門より排出され、カプセルは廃棄していただきます。
また、カプセル内視鏡にて小腸に病変を認めれば、後日小腸内視鏡検査にて検査、治療を行うこともあります。
大腸カプセル内視鏡
大腸カプセル内視鏡の適応は大腸内視鏡検査を過去に行い「大腸内視鏡が施行困難、もしくは、施行困難が想定される患者」となります。
大腸カプセル内視鏡は小腸カプセル内視鏡同様に薬のカプセルのような形で、大きさは31㎜×幅11㎜ほどです。カプセルの前後に内視鏡カメラが搭載されており、1秒間数枚の撮影を行います。
カプセルは最終的には肛門より排出され、カプセルは廃棄していただきます。
また、カプセル内視鏡にて大腸に病変を認めれば、後日大腸内視鏡検査にて検査、治療を行うこともあります。